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ギフトボックスができるまで

引き出物やギフトとして選んでいただくことも多い、瀬戸焼ブランド「m.m.d」のオリジナルギフト。
ラッピングの際は、専用のオリジナルギフトボックスにお入れしてお包みしております。



オリジナルの陶磁器と同じく、このギフトボックスも瀬戸でつくられています。
製作をお願いしているのは、瀬戸市で60年ほど化粧箱を製造している老舗メーカー。
このたび製作所にお伺いした際に、製造工程を見学させていただきました。
m.m.d.のオリジナルギフトボックスがどのように製作されているのか、その様子をみなさまにご紹介させていただきます。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。



製作所が居を構えるのは、瀬戸駅からすぐの商店街の中。
製陶所や陶磁器の卸問屋が立ち並ぶのは焼きもののまち、瀬戸ならではの風景です。

m.m.d.のオリジナルギフトボックスは、「貼り箱」という種類の紙製の化粧箱を製造しています。
ジュエリーの包装などにも用いられる貼り箱。
厚紙よりも厚くて丈夫な「ボール紙」という素材に、「膠(にかわ)」という強力な接着剤でクロスを貼り合わせた化粧箱のことです。
膠は、平安時代から伝わる伝統的な接着剤で、化学物質を一切含まず、環境にも人にも優しい素材です。
中国ではなんと紀元前4000年頃から使われており、武器の接着にも使われていたとか。

紙製ながら、ボール紙と膠で強度を確保した貼り箱は、落としたりぶつけたりしてもへこんだりやぶれたりすることはありません。
とっても丈夫なのに、紙だから軽量で持ち運びも簡単です。

まずは型をとったボール紙にあたためた膠を塗っていきます。

写真下部が温めた膠を流す機械。

膠が塗られたボール紙の上から化粧紙を貼っていきます。木箱を使って、丁寧かつスピーディーに作業が進められていきます。

工場でずっと使われている木箱。使い込まれた風合いに、伝統を感じます。

手作業で化粧紙が貼られていきます。

この日の作業はご家族とパートさん合わせて4人で進められていきました。少数でありながら、無駄のない動きで次々と箱が出来上がっていきます。

クロスに「m.m.d.」のロゴを箔押ししている場面も見ることができました。

所定の位置が決まっています。
スタンプのような正確さでロゴが押されていきます。

出来上がった貼り箱に、商品サイズに合わせた仕切りをはめ込んで完成です。



機械と人が協力し合う作業場のような雰囲気で、手際よく製作を進めていく製作所のみなさま。
見学させていただいてから、以前よりずっと当店のギフトボックスが頼もしく見えます…!

お熨斗は当店のスタッフが丁寧におつけします。



当店は、ギフトボックスをお願いしている製作所のみなさまにはもちろん、窯元や作家さんなど多くの人の手に支えられながらお客様に商品をお届けしております。
当店のギフトがみなさまと大切な方とのつながりに少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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